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今まで目指してきた目標を方向転換して、別の目標を持ちながらその道を歩もうとする時、それは目指していたものからの逃避なのか、自分の能力を見極めた結果の新たなるチャレンジなのか・・・。
以前中学校の教壇に立っていた時の授業を思い出します。 中学2年生の集団登山前の授業でした。 山に登ることは、よく人生に例えられます。 山登りは苦しくても一歩一歩進めば、確実に山頂に近づきます。山頂に到達した時の達成感。それはあきらめないで、山頂という目標に到達したものだけが味わえる喜びです。 人生も目標を持って山頂を目指すように歩む・・・とよく言われます。 しかし登山途中で、苦しくてこれ以上歩けなかった時は・・・?私は、ここが一番大切だと思っています。 下山するにも自分の足で下ることになる・・、誰も助けてくれない、自分の足だけが頼りなのです。(最近は、安易に救助を求める人が多くなっていますが・・) 疲れた、もう歩けない、これからどうしようか、もう少し休んで山頂を目指そうか、これ以上とっても無理か、下ろうかな・・といろいろな想いが横切ります。 立ち止まって考えます。 その結果山頂に到達せず途中で引き返したとしても、よく考えた上で、自分の足で引き返えすのですから、決して負けたことにならないと思います。
人生もある目標から新たなる目標へ転換した場合、よく考え、自分に納得のいく転換であるなら、決して自分に負けたことではないと、私は思うのです。それが、単なる都合のよい理由付けだけの目標変更は逃避であり、いずれつまづきがあるでしょう。 悩むだけ悩み、涙もたくさん流し、そして出した結果は、今後のその人の人生に大きな恵みをもたらす、私はそういう人に多く出会っています。 |
05:07, Thursday, Jul 01, 2010 ¦ 固定リンク
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