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岩に慣れ親しんだ(?)学習効果を確認するための山行は、糸魚川にある鋸岳から鬼ヶ面山。地図で確認するルートは、実線でなく点線のベテランルート。標高は1600mほどですが、鎖やロープ、梯子ありのバリエーションに富んだルートです。
登山口は雨飾温泉で、ほとんどの登山客は雨飾山を目指します。この日も鋸岳に足を運んだ人は、他にいませんでした。
山の中に入るにつれて、初夏の花からやがて春の花が咲き乱れ、思わぬ種類の多さに足を止めること何度か。癒しの時間でもあります。 最初に出会ったのは、二輪草の群生でした。
アップダウンを繰り返しやがて見えてきた鋸岳。山容は特別な、思っていたよりどうってことないのですが・・・。
頂上直下の鎖もロープのない岩場を慎重に通過し、ホッとしたのもつかの間、両側に切れ立っている岩場は、補助ロープ1本が取り付けられているだけ。恐怖心もなく通過できたのは、前日の岩場訓練のおかげでした。
鋸岳の山頂は狭いのですが、眺望が大変よく、雨飾山、金山、焼山、昼闇山、鉢山、烏帽子岳、阿弥陀岳、朝日岳、雪倉岳、白馬岳と360度のパノラマでした。
そして、これからさらに足を伸ばす鬼ヶ面山。
しばし眺望を楽しみ、いつか歩きたい金山から雨飾山のルートを確認し足を先に延ばします。 この日でいちばんの難所は、10メートルを超す垂直な梯子と、梯子から岩壁に取り付きトラバースするところでした。
こうした今までに経験したことのないようなルートは、正直精神的に疲れましたが、また達成感も大きい。鬼ヶ面山頂でのビールは、これまた格別で、オカリナを奏でてから下山しました。
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05:09, Monday, Jun 21, 2010 ¦ 固定リンク
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