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「民主主義というのは、一番言いにくいことを、一番言いにくい人が、一番言いにくい人に対してきちんと言えることではないか。」 たった今、朝読んだ本でこんな言葉に出会いました。
民主主義という言葉を聞いて思い起こすのは、「自由」、「権利」。世の中の大方の声はそうかもしれません。 つまりは、「だれにでも好きなことを、好きなときに、好きなだけ楽しめることが保障されている社会」ということになるでしょうか。
それは間違ってはいないと思います。でも、そうしているといつの間にか、一番大きな声の人が、一番言いやすいことを、一番言いやすい相手にガンガン言っているという、この言葉の真逆の状況になっている、ということが往々にして起こりそうです。 これすなわちファシズム。
これと、本当の民主主義との違いは、要するに「コミュニケーションがない」という一点に帰するでしょう。
京都のあるケースワーカーの方が言われたというこの名言、職場で、家庭で、また会議で、折に触れて思い出す価値のある言葉なのではないでしょうか。
(注)ちなみにこの本とは、 寺久保光良著『福祉が人を殺すとき』、(アケビ書房刊)
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05:44, Monday, Feb 08, 2010 ¦ 固定リンク
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