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虎の話
 今年は寅年。虎にまつわる言い回しを調べてみました。

 まずはやはり権力、権威に関係するものが目に付きます。
 「虎の威を借る狐」はあまりにも有名です。
 
 「虎を描きて犬に類す」というのもありました。えらそうに見せていても、うわべだけなのでかえって無様だ、ということの例えだそうです。

 「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」というのもあります。
 また、虎というのは子どもを大切にするということから、「虎の子」という言葉が出たのだそうです。

 「虎の子渡し」
 これは、虎に3匹の子があったのだけれど、1匹はヒョウの子どもが混じっていて、子どもたちだけにしておくと自分の子どもがヒョウに食べられてしまう、というので、川を渡るときまず最初にヒョウを背負って渡る。
 次に虎の子の1匹を背負って渡り、帰りにヒョウの子を背負って帰る。
 次にもう1匹の虎の子を背負って渡り、最後にヒョウの子を渡す、という具合に、一つ一つ順繰りに渡していくことを言うのだということです。

 ところで、虎を描いた同じ画面にリスを描いてはいけない、それはとても縁起の悪いことだ、という話を知っていますか?
 リストラというぐらいですから・・・?

 やはり、虎のように猛々しいくらいに勢いのある年になるといいですね。
 
05:57, Wednesday, Jan 20, 2010 ¦ 固定リンク

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