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このブログを書くようになって、どれほどになるでしょうか。ほぼ毎日、我ながらよく続いているものだと感心しています。 でも、時々はどうにも「ねた」に窮してしまうようなこともあるのです。
ところでこの「ねた」という言葉、ご存知のように、もともとは鮨などで使われる料理用語です。 種(たね)を逆さから読んだ、職人さんたちの間でのいわゆる符丁です。鮨で言えば、お刺身などのいわば主役に当たる材料のことを言いますよね。 子どものころ、家では鮨というのは贅沢品で、めったに食べさせてもらえませんでした。ですから、私が初めて生鮨を食べたとき、食べ方が分からず、わざわざ刺身をはがして食べて、親に呆れられたものでした。 後で聞いたのですが、そんなことを鮨屋さんでやったら、たちまちどやしつけられてもおかしくない、それほどに鮨職人のプライドを傷つけることなのだそうですね。
鮨はもちろん「ねた」だけでできているわけではありません。それを支えるシャリがあって初めて成り立つのですし、そのシャリは、米と酢と、さびの絶妙な塩梅でできています。 あ、そうそう、この「塩梅」という言葉も、お料理の言葉から来ていますね。 料理用語というのは、なんて奥深いのでしょう!
新しい年が始まってもうすぐ1週間になります。 今年も、仕事にしても、家庭にしても、このブログも、まずはしっかりとした「ねた」、それにそれを支える「シャリ」、そしてその中の「酢」と、ぴりりと効いた「さび」の絶妙な塩梅を心がけていきたいものです。
事務所の新年の食事会は、今年も上鮨でした。 |
11:54, Wednesday, Jan 06, 2010 ¦ 固定リンク
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