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Kさんから聞いた話。
その日は、娘が結婚するため、今まで勤めていた職場を退職する日。
職場から持ち帰る荷物も多いとかで、朝娘を職場まで車に乗せて送って行きました。何回かこうしたことはありましたが、これが最後かと思うと、ちょっと寂しい。娘を職場でおろし、荷物を受け取り、一人帰宅する車中では何ともいい難い想いにかられました。
親として何か残したい・・・、この気持ちを何か現わすものはないかと思いながら運転していましたら、閃いたのが、親から娘への想いをこめた記念の言葉を送ろう・・・それも娘の職場へ電報で！ということです。
NTTへ足を向けました。これ！と思う台紙を選び、今の親の想いを言葉にし、打電しました。親としての気持ちの区切りでした。
職場で電報を受け取った娘さんはビックリするとともに、嬉しかったに違いありません。職場の人たちも感激したと思います。
親としての想いを、こうして現わし残すこともできる・・・そしてその娘さんは、5ヶ月後に、その電報を手にして嫁いでいったという、親があって子がいるという、その関係の素晴らしに、私は改めて心を震わせています。 |
05:10, Thursday, Dec 24, 2009 ¦ 固定リンク
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