朝夕、急にめっきり秋らしくなってきました。信州のこのごろの朝は、イギリスの夏の朝にそっくりです。 窓を開けて、ときどき入ってくる風を感じながら紅茶を飲んでいると、居ながらにして、ふとイギリスにトリップしてしまいます。
そういえば、イギリスのある作家がこんなことを書いていました。 「イギリスには、一日の内に四季がある。朝は春、昼は夏、夕方は秋、そして夜は冬。」 でも、夏に関する限り、私は「朝は秋、夕方は春」だと思っています。夜の9時になっても、ちょうど私たちの夏至のころの午後5時くらい。 西にまだ高く残る陽を浴びながら夕食後散歩をしていると、それはもう紛れもなく「春宵一刻値千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)」の世界です。 そして、やっぱり朝は秋。 それも、ここ信州の風の中の秋です。 |