「何もしなかった一日」(成星出版)という本をいただきました。三澤祐一さんという方が書かれた詩や日本画を編集したものです。 彼は昭和42年に生まれ平成7年に亡くなりました。その間、日本画を学び、その作品は院展にも入選しています。遺品として多くの日本画が残されました。 その日本画を今後大切に預かってくれるところを探していたところ、クライアントであるS法人に決まりました。S法人に、この本とともに、遺品の日本画が引っ越してきたのです。
間もなく作品展を開催する予定で、その時には、彼の書いた日記も一緒に展示するそうです。 その前にいただいたこの本。本の帯には「誰でも自分にしか見えない道を歩いている。」と書かれています。 ページをめくるごとに聞こえて来る彼の声。実際には会ったことのない若き画学生の姿が見えてきます。 |