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最後の任意後見監督事務報告書の作成が終了しました。本日、家庭裁判所へ提出します。 私にとって初めて任意後見監督人を担当したAさんでした。 半年ごとに、任意後見人から提出してもらった後見事務報告書の綴りは、かなり厚いものになりました。 最初から辿ってみますとAさんのまだお元気だった様子が書かれ、手に取るように分かります。 Aさんは小柄で、ベッドの中でもいつもニコニコしていて、周りからも「かわいいおばちゃま」といって、みんなから好かれていました。自分もあのように歳を重ねていきたいと思ったものです。 入所している施設のスタッフや、任意後見人がAさんに尽くしたその姿勢にも頭が下がります。 Aさんは、7月1日に亡くなりました。 任意後見人は、残った財産をAさんの相続人へ引き渡して、任意後見人の仕事は終了です。任意後見監督人である私は、その確認をして報告書を作成。提出する日がやってきたわけです。
Aさんの全人生のうち、最後の3年間の人生の記録が私の手元に残りました。一人の晩年を、こうした関わり方もあるんだと、非常に重いものを感じています。 |
04:56, Wednesday, Jul 29, 2009 ¦ 固定リンク
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