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H医療法人のO理事長は、女医先生です。今月は、この医療法人の申告がありますので、決算のため訪問させていただきました。といっても、私はもっぱらO先生とおしゃべり。職員が傍らで不明点の調査をします。
O先生は、人生を私よりは永く経験してきていますが、まるで少女のようです。それでいて一緒にいるだけで、人の気持ちを和ませます。 ドクターですから、患者を診察し治療するわけですが、O先生と会話をするだけで治癒してしまうような気がします。
お邪魔すると通される部屋は、いつもO先生のプライベートルーム。窓が大きくて緑の多い庭が見渡せます。ここから見る風景は「絵になる」と職員が言っていました。
「亡くなった母が、16〜7年前に書いたのし袋が出てきたの。あら〜、と思いながら、またそっと仕舞ったわ。」 さらっと言いながら、実はなくなった親に想いを一瞬寄せたO先生。 「妹がね、少し若い時の母の写真を見ながら、母の肖像画を描いたの。診察室に飾ったわ。」
O先生の素顔に触れながら、仕事ではないところで、人生に対する想いの共有ができる関係作りは、私にとってこの税理士という仕事をやっていてよかった…と思える時でもあります。 |
05:29, Thursday, May 21, 2009 ¦ 固定リンク
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