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それは突然に、しかし自然な感じで目に留まりました。
「あけぼのの 露とくとくと山桜」 臼井亜浪
と刻んである歌碑です。山桜の根元にヒッソリと建っていたのです。 何回も通っていた道ですが、今までなんで気がつかなかったのだろう。山桜が1本寂しそうにしているのを、心で感じてしまったからか、雨上がりの早朝に出会った光景です。 正にあけぼのの中、その桜の木から雨露がとくとくといった感じで、したたっていたのです。 この歌詠者も同じ情景を見たのかもしれません。
自然は、何年経っても変わらない・・。変わらないでいて欲しい。 今自分が生きている時間は、全宇宙の歴史からみれば、針の先にもならないほどの小さな時間です。 季節が来れば、またこの山桜が花を咲かせることの不思議さ。いつかは老木となって朽ちるときがくるでしょうが、少なくとも私よりは永くこの地に生存していくだろう桜を見上げて、ふと命の尊さに思いを馳せました。
今は芽吹きの季節です。生命が躍動する時です。この繰り返しを感じたくて、もしかしたら人間は頑張れるのかもしれません。
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05:32, Wednesday, Apr 29, 2009 ¦ 固定リンク
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