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父親が中国残留日本人であるHさんという女性にお会いしました。 昭和63年に一家で日本に戻ってきたそうです。母親は中国人です。 身元引受人が所沢の人だったので、所沢に身を寄せ6ヶ月間日本語学校へ通いました。その後長野へやってきて20年です。 長野での生活はすっかり慣れたようですが、言葉の問題もあったりしてご両親はご苦労なさっているようです。
Hさん本人は、とても明るくきれいな方です。結婚して子供に恵まれましたが、その後離婚。子供を引き取ってパートに出ながら、毎日の生計を立てています。 そうした環境にありながら、Hさんは明るいのです。 2年ほど前に初めて中国へ行ってきたそうですが、ずいぶん変わっていてびっくりしたそうです。
今まで私の周りにはHさんのような人生を歩んできた方はいませんでした。中国残留日本人とその家族の方たちの御苦労は想像すらできません。
「改正中国残留邦人支援法」が2007年11月28日に成立しています。この法成立を受けて、2007年12月には、永住帰国者が行ってきた日本政府への損害賠償請求を求める訴訟は、適宜、取り下げが行われました。 また、法の成立に関わらず訴訟の取り下げを行わなかった2つの訴訟については、2009年2月、最高裁判所が上告を棄却したことで、すべての訴訟が終了したことは記憶に新しいです。
Hさんの両親は、この法律のおかげで年金が支給され生活をなんとか維持できるそうです。
自分には、わずかな知識しかなかった世界に生きてきた人達の心の叫びや悲しみにふれ、またそれを受け入れながら前向きに毎日を送るHさんに出会ったことは、今後の自分の人生に「何か」を残された気がしました。 |
05:17, Tuesday, Mar 10, 2009 ¦ 固定リンク
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