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FOUR DES NAVETTES(フール・デ・ナヴェット)という店が、マルセイユにあります。「ナヴェットの釜」という意味で、創業1781年のマルセイユで一番古いパン屋です。 この店では、「ナヴェット」という菓子を200年以上変わらぬ製法で同じ一家で作っていて、製法は秘密だとか。
Abbaye St-Victor(サン・ヴィクトール修道院)のすぐ近くにあり、毎年ロウソク職別の日にミサが行われたあと、ロウソクを手にした信者たちが町を行列する際にこのパン屋にも立ち寄り、名物菓子「ナヴェット」を司祭が祝福するそうです。
この菓子の形は、小舟になっています。 いわれを調べてみると面白い。
南フランスにサント・マリー・ド・ラ・メール(海の聖マリアたち)という町があります。この町に、紀元前40年頃、帆も櫂もないない小舟に乗って流れついたマリアたちがいます。 聖母マリアの妹のマリア・ヤコべ、12使徒のヤコブとヨハネの母マリア・サロメ、マグダラのマリアの3人です。 「ナヴェット」はこの舟を形どっているようです。
サン・ヴィクトール修道院へ行った際に立ち寄り買い求めてきました。 おしゃれな缶に入っていて、その店の画が表紙に描かれた栞も入っていました。 まさに小舟の形をしており、オレンジの花の香りがします。
マルセイユの出来事を思い出しながらいただきましたが、今度は、このいわれを調べて知ったサント・マリード・ラ・メールを訪ねてみたくなりました。5月24・25日が巡礼の日になっています。 |
04:58, Wednesday, Jan 07, 2009 ¦ 固定リンク
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