1年の締めくくりは、鷲の巣村のEze(エズ)で過ごしました。 コートダジュールには、鷲の巣村といわれるところが100以上あるそうです。サラセン人の攻撃から逃れるため、敵から見えない場所に村を造ったのが始まりです。 「空に限りなく近いおとぎの国」と讃えられているエズは、中世に生きる自分を錯覚させるほどでした。 山頂から眺めるフレンチ・リビィエラは素晴らしく、遠くニースまで確認できました。残念なことにコルシカ島は霞んでいました。 期待していたニーチェの道は下りに使いました。国鉄がストのため、行きはバスで村の入り口までいったからです。 ニーチェの道はかなりの山道で、登ったならニーチェになりきれたかもしれません。白い石灰岩の岩肌が美しく、下に見える地中海のグリーンが神秘的でした。
エズの村は、下から見上げても全く分かりません。それだけに何か惹かれるものがあるのでしょうね。
2008年が終わっていきます。
|