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コートダジュール地方にエズという村があります。
ニースから鉄道で２０分ぐらいですが、無人駅で海岸沿いにあるエズ駅から海抜４２０メートルのエズ村に通じる山道が伸びているそうです。
この山道を「ニーチェの道」といいます。
哲学者ニーチェが「ツァラトゥストラはかく語りき」の構想を練った山道といわれています。
ある日ニーチェが山道を散歩しているとき、大きな岩を見つけました。その岩を見ながらしばし瞑想していると、突然彼の頭に「永劫回帰」のインスピレーションがわき起こりました。
全てのものは自然から生れ、一時自然と抗いながら成長し、老いては次にくる強きものへと道を譲り自然へと回帰していく・・・。
これこそニーチェがそれまでに構築してきた哲学の集大成だったと言われています。
１時間３０分のハイキングコースになっているそうです。
今年の山歩き納めは浅間山で終了しましたが、来年の歩き始めはこのニーチェの道になる予定です。
リヒャルト・シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」の曲想を想いうかべながらこの道を歩くのも一興でしょう。 |
05:14, Monday, Dec 22, 2008 ¦ 固定リンク
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