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私が子供のころ、長野では庭に柿の木を植えている家が多くありました。秋になると一杯になった実を、家族でとっている姿をよく見かけたものです。 隣のおじさんが柿の木に登って枝が折れ怪我をし、大騒ぎしたこともありました。 「柿の木はポキンと折れるから注意しないとね」 と言われたことも思い出します。
その後、実を採るお宅も減少し、木になった実をそのままにしておくお宅が増え、いつの間にか庭から柿の木が消えているようになりました。 我が家のご近所も、柿の木は見当たりません。
前日「干し柿」を沢山いただきました。自家製です。大きな箱に藁を敷きつめ、その上に干し柿が並んでいました。 長野では「ころ柿」ともいいます。商品とすると「市田柿」が有名で高級ですが、自家製は見た目にも、なんとも言えない味わいがあります。 一つ一つ形が違って、縮れ方も芸術的(?)です。 そして柔らかく「ころ柿」をかじると、甘いねっとりした、それでいて歯ごたえのある果肉が口の中に広がります。 美味しい煎茶と一緒にいただくと、これはもうたまりません。 いただいた「ころ柿」は、藁の上に乗っかり充分存在感を示し、藁をベットにした上品さと「市田柿」にはない気さくさを語りかけてくるのです。今もこのブログを書きながら、2個もぺろりと食べてしまいました。「早く食べてほしい」と訴えられているようで・・・。
「ころ柿」は硬くなったら、日本酒やウィスキーに浸けて柔らかくすると、これまたイケます。成熟した人の味です。 たぶん硬くなる前に食べきってしまうと思うけど。 |
05:39, Wednesday, Dec 17, 2008 ¦ 固定リンク
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