← |
2024年11月 |
→ |
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
|
|
|
|
|
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
|
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
|
上高地は11月15日が閉山祭です。この日を持って一般者は上高地へ入れなくなります。 ということで、今シーズン最後の北アルプスを楽しんできました。
今年チャレンジしたいと思っていた徳本峠〜霞沢岳が都合で登れなかったので、せめて徳本峠までと思い早朝に家を出ました。 上高地はほとんど人がいなく、前穂〜奥穂〜畳岩〜天狗岩〜西穂〜独標には雪が付いていました。 特に奥穂山頂は真っ白でした。
さて徳本峠ですが、上高地からは2時間で峠まで行けます。誰にも会わず静かな山歩きが楽しめました。 途中冬山用の赤い目印が、新たに取り付けられていて、冬支度が終わっているのがよく分かりました。 峠に近づくと、何日前かに降った雪があり、冬の訪れを感じます。落葉も終わり、道はカラマツの茶色い葉に敷き詰められていました。 峠には山小屋があります。小屋はすでに閉鎖されていました。 小屋から45秒歩いたところにアルプス展望台があり、そこから見る明神岳がどっしりとした雄姿から語りかけられる言葉にしばし時間を過ごしました。 誰もいないところでの山との対話は言い尽くせないものがあります。 時折さっと通り抜ける風に、ちょっと郷愁を覚えたりもします。 徳本峠にたった一人。シ〜ンとしていて、空気がキ〜ンとしていて、こうした世界に身を置く自分が、なんとなく不思議でした。
時間が充分あったので、霞沢岳に向かいました。 この時期に入山する人はやっぱりいるものです。 何日か前の足跡に氷が張っていて、その足跡に勇気づけられました。しかし段々雪が増え、それが凍ってしまっているので、アイゼンを用意してこなかったため断念しました。 来シーズンに再チャレンジしたいと思います。
秋に登った奥又白池の大地は、徳沢をすぎて新村橋からよく見えます。 今年の締めくくりとして、自分が歩いたところで印象深かったこの奥又白池を確認しようと徳沢に向かいました。 ここでも小屋はしまっていました。 テントを張った時に、一晩で散ってしまった銀杏の樹の下で、さっきは徳本峠から見た明神岳を下から見上げます。なぜかここからの明神岳は、よそよそしさを感じてしまいました。前穂も少し見えるのですが。
さらに先へ。新村橋からの明神岳と前穂はやっぱり素晴らしい。そして奥又白池のある台地がしっかりと確認できました。5・6のコルもあれだろうな・・という不確かな確認(?)もできました。双眼鏡の威力です。
初冬の一日。 今年歩いた北アルプスの締めくくりが終了しました。 同じところへ何度足を運んでも、語りかけられるものは違います。そのメッセージが一つ一つ人生のページに加えられます。 人生ノートはページが増えました。これからも増え続けます。 |
05:04, Monday, Nov 10, 2008 ¦ 固定リンク
|
|