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北京パラリンピックの聖火が消えました。
聖火が消えていくところを見ながら、この12日間を含め、いただいた恵みを思い返していました。
20年前、息子と同じ病気で同じ病棟に入院治療していたTちゃんのお母さんから手紙が届きました。
毎日新聞で息子の北京パラリンピック出場を知ったとのこと。心身ともにたくましく成長して素晴らしい・・・とありました。
Tちゃんは、生きていれば今20歳になります。
当時、お互いに元気になって病院を退院しましたが、間もなくTちゃんは亡くなりました。
Tちゃんの好きだった黄色いチューリップを毎年贈り続けていましたが、何年かしてお母さんからこれで十分だから…というお手紙をいただきました。
それからもずっとTちゃんのお母さんとは、手紙のやり取りでのお付き合いが続いていますが、内心、こうした手紙のやり取りだけでも傷付けているのではないか…と思うこともありました。
しかし息子の成長を一緒になって喜んでくれる内容の手紙に、Tちゃんのお母さんの心の広さと優しさに、胸が締め付けられる思いでした。
聖火がともされ、消され、その間にいただいたものは有形無形のたくさんのものがあります。
Tちゃんのお母さんからの手紙は、昨夜、聖火が消される直前に私の手元に届きました。 |
05:00, Thursday, Sep 18, 2008 ¦ 固定リンク
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