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サイトウ・キネン・フェスティバルでオペラ「利口な女狐の物語」(ヤナーチェク作曲)を鑑賞しました。 久々のオペラ鑑賞ということ、そして指揮が小澤征爾さんであるということ、会場がまつもと市民劇場であるということから、とても楽しみにしていました。
このオペラ、難解とも言われていましたが、私にとっては1枚1枚の画を観るようで、年を重ねるということと命の循環であるテーマに、最後は胸がいっぱいで涙がこぼれました。 1日を繰り返し、また同じ季節がやってくる・・・人間界では1年のサイクルも自然界では2年や3年のサイクルになる。 しかし確実に命は受け継がれていく素晴らしさに、命の尊さを改めて考えさせられました。
音楽だけを聴いていたら、私の場合にはこうした情景が分からなかったと思いますが、音楽と一緒にステージで繰り広げられた女狐と人間の物語は実に心に残るものでした。
ご一緒させてくださった方が小澤征爾さんと知り合いで、オペラ終了後、お花をお渡しするため楽屋へお訪ねしました。 30センチぐらいの近さ(?)でお会いした小澤さんは、リラックスした姿でお見えになり、とても身近に感じました。ご挨拶だけで握手を気後れしてできなかったのが残念です。 また長男である小澤征悦さんも同席していらっしゃり、小澤征悦さんとは一緒に写真に納まってもらいました。 ちなみに「篤姫」の撮影は、あと1か月だそうです。 今回のサイトウ・キネン・オペラは、私にとって特別なものとなりました。 贅沢な1日だったと思います。 会場に行く前には、松本の「鯛萬」でゆっくりと食事をしましたし・・・。お誘いくださった方の今まで培ってきた人生に触れることができたのも、今後の自分の人生に大きな恵みだと思っています。 |
04:59, Monday, Sep 01, 2008 ¦ 固定リンク
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