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どんなに忙しくても、この季節にやらなくては気がすまないセレモニーがあります。 それは白瓜を粕でつけること・・・つまり奈良漬をつけることです。
この奈良漬歴はまだ14年ですが、事務所の職員も含め、周りの人が結構楽しみにしてくれています。
白瓜は、クライアントから毎年頂きます。 最近は、種を取ってすぐ漬けられるようにして届けてくれるようになりました。 この種取が結構面倒くさいので、すごく助かっちゃいます。
さて評判(?)の瓜の漬け方ですが
1 二つに切った瓜の種を出す 2 大きな桶に種を出した瓜の塩漬けをする。 この場合、舟形の8分目まで塩をいれ、渕にも丁寧に 塩を塗る。 3 大きな重石をしてそのまま3日間置く。 3時間もすると水が上がってくるが、そのまま。 4 3日後桶から取り出した瓜を、新聞紙の上に広げ、 1日かけて日陰干をする。 何回かひっくり返し、完全に乾かす。 5 酒糟3.5キロに対し砂糖1キロを満遍なく混ぜあわせる。 この際大きな桶で手でしっかりとこねる。 (すると手もすべすべの酒粕美人になる) 6 甕(ポリの漬物桶でも良いが、やっぱり甕がいい)に、 混ぜ合わせた酒粕・乾いた瓜・酒粕・乾いた瓜の 順番に、やさしく重ねていく。 7 一番最後に残った酒粕をたっぷりのせ、空気に触れ ないように酒粕の袋をおく。湿気とりの代わりに新聞 紙で口を覆い、甕の蓋をする。 8 涼しい場所にそのまま1年間置いておく。 9 1年後のこの季節、甕から瓜を取り出し、酒粕を取り 除き、上記5と同じ割合の酒粕で、再度瓜を漬ける。 10 1年間そのままにしておき、やっと2年過ぎた頃から 食べることが出来る。
ということで、私が漬ける白瓜・・・奈良漬は2年後にやっと食べられるようになります。 2年間甕の中で寝ていた瓜は、濃いべっ甲色になっていてびっくりします。 しかし、歯ざわりはシャキシャキで、程よい塩気と甘さが素晴らしいハーモニーとなって口の中に広がります。 ご飯の際の漬物というより上品なお茶請けとして最高です。
今年甕からデビューした奈良漬を事務所にもっていきました。 まだ職員に振舞われていないようですが、お茶の時間に喜んでもらえればと思います。 義母にも宅配便で送りましたが、絶賛の電話が入りました。
こうした反応も楽しみで、忙しくてもちょっとズクを出して、毎年奈良漬に励んでいます。 |
05:12, Friday, Aug 22, 2008 ¦ 固定リンク
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