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夏季休暇を5日間とりました。 今日が最終日です。
この5日間、思い切って山にこもってきました。 北アルプスの縦走です。 テント4泊5日という初めての経験でしたが、永年の夢がここで達成できました。
12〜3年前、薬師岳に登った時に山頂から見た水晶岳の雄姿に魅せられました。 それ以来あこがれの山としてずっと心に留めていた山でしたが、ここで足を踏み入れることができたのです。
コースは、新穂高温泉から入山し、鷲羽岳〜ワリモ岳〜水晶岳〜祖父岳〜雲ノ平〜祖母岳〜黒部五郎岳〜三股蓮華岳〜双六岳〜新穂高温泉へ下山でした。
憧れの水晶岳では、山頂はさほど広くない岩場でしたが、優しく私を受け入れてくれ、心地よい風に「やっと来たね」と囁かれたような気がしました。 ほぼ正面に見える黒部五郎岳が美しく、大きなカールの、両手を広げたように登山者を呼び込むような姿に、今度はあの山頂に立つ楽しみに期待しました。
黒部五郎岳は、とても変化に富んだ、そして、安らぎを得られる山です。 大きなカールをトラバースしながらぐんぐん高度を稼げます。 まだ所々雪渓が残っていたり、雪解け水が勢いよく流れていて、その水音も山頂まで聞こえました。 そのくらい静かで、2〜3組しかいない他のパーティの人たちとの情報交換も、大声では申し訳ないような静謐な感じでした。 稜線上は巨岩が多く、少し下るとお花畑が続き、もしかしたら天国はこんな様なところ?と思わせるような、癒される山です。
担ぐ荷物は重く、テントを張ったとたん夕立なる大雨を経験し、また、夜中に強風を経験したりしましたが、一つ一つが自分にとっての恵でした。 正に山登りは人生で、背負い込むものは重いものがあるかもしれませんし、大雨や強風という、どうしても逆らえないものにも出くわすことがありますが、対峙する強い心を持ち続けることが「達成感」、つまり乗り越えるきっかけとなるのだと思えた登山でした。 ただし、一人でない、周りの人のサポートもあってのこと・・・を忘れてはいけない・・ということも。
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13:33, Sunday, Aug 17, 2008 ¦ 固定リンク
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