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貴重なコーヒーカップとソーサーを手に入れました。
バルセロナでは、知る人ぞ知るのカフェレストランがあります。
世紀末の風情を今に伝える「四匹の猫」という店です。
この店は、1898年にオープンし、当時若い芸術家たちの溜まり場になりました。
ピカソもこの店に通い、1900年2月には初めての個展を開いたそうです。ピカソはこの店と関係が深く、メニューや日替わ定食用メニュー、ポスター、看板などのデザインをしたり、店内外のデッサン、パステル画をたくさん残しています。
ピカソのほかにも、放浪の音楽家といわれたアルベニス、グラナドス等々の人たちが通ったそうです。「四匹の猫」は、1903年に一度閉店しましたが、今は当時の内装を再現して再オープンしています。
ピカソを訪ねて・・・といった気持ちもありましたが、このカフェレストランへ足を運び、コーヒーを飲んだときのカップがこの店のオリジナルのものでした。
そのカップを譲ってもらったのです。
かつてはこの店で、ピカソも同じカップを使ってコーヒーを飲んだかもしれない・・・という、なんか夢のある時間と現物を手に入れたちょっと嬉しい出来事でした。
たまたまアルベニスの音楽を持ち歩いていたので、当時に思いを馳せながら、アルベニスにも酔いしれました。 |
06:37, Wednesday, Jun 18, 2008 ¦ 固定リンク
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