マヨルカ島の2日目です。
パルマから約18キロ離れたバルデモサという村を訪ねました。 ここには、ショパンと恋人のジョルジュ・サンドが1年間暮らしたカルトゥハ修道院があります。 修道院は、祈りが込められていて静かで素朴な感じに満たされていました。
ショパンたちはこの修道院の2部屋を借りて生活していました。この部屋で、ショパンは「雨だれ」を作曲し、ジョルジュ・サンドは「マヨルカの冬」という小説を構想したのです。 ショパンが使ったピアノ、直筆の楽譜、書簡などが置かれており、どの部屋からも庭に出ることができます。 庭には、バラやブーゲンビリアなどの花がいっぱい咲き誇り、病弱で繊細なショパンを心身ともに癒したことが偲ばれます。
この修道院の隣の「サンチョ王の宮殿」の広間では、毎日ピアノコンサートが行われています。 雨のそぼ降るなか演奏された「雨だれ」の曲はとても印象的でした。 |