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再び「人生を考える養成講座」についてです。
コミュニケーションにしても、あらゆる学問にしても、 「考えないではいられない」 という瑞々しい好奇心と想像力こそが、人生の立派な家を建てるに相応しい堅固な土台の岩となります。 結果の帳尻を合わせるだけの受験のテクニックは、水が出ればすぐに流されてしまう砂です。 その砂が必要なこともあるけれども、それはやはり岩の上でのことではないでしょうか。
大学で、TOEIC(国際的コミュニケーションのための英語のテスト)をテキストにして授業をやってみると実に驚かされます。
「次ぎの問い掛けに対する適切な答えを、下の選択肢から選べ」などといった問題で、やらせてみるとほとんどが正解を選びます。 「じゃあなぜそれを選んだの?」 と訊くと、 「他のが違うと思ったから」 とか、 「おんなじ単語があったのがそれだけだったから」 とか、 「なんとなく」とか、「適当」とか……」
そこで今度は選択肢を隠して、 「適切な応答を書きなさい」 とか、 「こういう応答が出てくるということは、その前にどんな会話があったと思うか」 とかいう問題に代えてみると、これがみごとにできないのです。
でも、そんな彼らが、このテストでは「英語でのコミュニケーション能力優秀」と判断されるのです。
驚くと同時に、高校時代の受験テクニックがこのような形で残ってしまっていると思うのは私だけでしょうか・・。 |
14:18, Wednesday, May 28, 2008 ¦ 固定リンク
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