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クライアントである社会福祉法人の理事長が「NHK放送文化賞」を受賞しました。 この社会福祉法人は、視覚障害者のために点字図書館を運営しています。 日本にある点字図書館の草分けとして、前理事長が個人の財産を提供して日本で最初に設立されました。 以来、視覚障害者のためにいろいろな情報を提供するなど、なくてはならない存在となっています。
「NHK放送文化賞」は、NHKの放送に貢献された方が受賞されます。 ラジオ第2放送に「視覚障害者の皆さんへ」という番組があります。この理事長がモニターなどを引き受けながら、40年近くも続いています。 当時は、視覚障害者の情報というと、「点字毎日」という週1回発行される点字新聞しかありませんでした。 「視覚障害者のニーズをできるだけ反映させたかった。」という思いで、理事長はNHKにも貢献してきたそうです。 今までは、1回放送を流したら再放送のみで終わりでしたが、今はインターネットで聴けるようになりました。
「一発勝負でなくなったということから、じっくり考えさせる内容の番組を作ってほしい・・・」という理事長の想いです。
これは全てのことに共通すると思いました。視聴者もマスコミの情報に踊らされるのでなく、ひとつひとつ向かい合うことにより、「じっくり考える」機会を持っていく必要があるかと思います。
ひとつの受賞が、こんなにも周りの人に気づきを深めてくれることは、受賞自体が社会貢献になっていると感じました。 |
08:13, Monday, Mar 24, 2008 ¦ 固定リンク
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