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人は誰でも老いていきます。 きれいに歳を重ねたいと思っていても、もしかしたら認知症になるかも知れません。 そんな時周りの人がどのように対応していくかで、何か問題が起きたときの対処になるかということがあります。
成年後見制度というものがあります。認知症、知的障害、精神障害などで物事を判断する能力が十分でない方について、「その方」の権利を守る援助者(成年後見人といいます)を選ぶことで、「その方」を法律的に支援する制度です。
私は、この制度を利用することをお勧めします。
成年後見人は、「その方」の利益を守り、財産を維持し管理していきます。 銀行預金の引き出しも、成年後見人が手続きをするようになります。
注意してほしいのは、相続対策だといって、「その方」の預金を家族に生前贈与してしまうことです。 これは、禁じられていることなのです。 相続税の軽減のために生前贈与をするわけですが、相続税の軽減は推定相続人が恩恵をこうむることであり、「その方」の財産は、贈与によって減少してしまうからです。
成年後見人は、定期的に後見報告書を裁判所に提出します。
この報告書の内容をチェックする「成年後見監督人」の仕事をやっています。 提出された報告書を見ながら、いつも思うのは、被後見人となった「その方」の人生です。 そして成年後見人の「その方」のために尽くす姿にいつも心打たれています。 |
09:04, Wednesday, Feb 27, 2008 ¦ 固定リンク
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