箙岳(えびらだけ)をリベンジ。
今度考えたコースは、栂池の天狗原からフスブリ山を越えて、岩菅山のピークを踏んで箙岳へ行くルート。最後は蒲原山から紙漉き牧場経由で北小谷の道の駅に降りることだった。
この長いルートをスノーシューで行こうとしたのだから、自分でもすごいと思う。バックカントリースキーでは、ありかもしれない。
すごくいい天気に恵まれた。ただ気温も上がったので、一歩一歩が重かった。
天狗原までは、何パーティーかのスキーヤーたちが登ってきていた。彼らはそこから白馬乗鞍方面へと散って行った。
さあいよいよだ。ヘリスキーのヘリポートを過ぎると、誰もいなくなった。
ただ先行者があるらしく、スキーのトレースがずっと続いていた。ちょっと気が楽。
いくつかのアップダウンを繰り返しながらも全体的には下り気味のルートを進んでいく。知らないうちにフスブリ山を通過し風吹池に到着。雪に覆われた池の上を通過し岩菅山のピークを目指した。
は~い、今日2つ目のピーク。
地図で確認すると岩菅山からはほぼ平らに稜線沿いで箙岳ピークに立てるようになっていた。しかし雪庇が出来ており思ったより大変だったかな。
箙岳の山頂に立てたときは嬉しかった。
振り返ると岩菅山が堂々としているし、高妻山や妙高山、火打山や焼山がニコニコしていた。
山頂の赤テープを取り付けた。私にとっての儀式。
この時点で午後3時近い。暗くなる前に下山しなくては!目の前に見える蒲原山を目指す。スキーなら早いだろうが、スノーシューだから1歩1歩だ。
2年前に立った蒲原山のピークで付けた色あせているだろうテープは確認できなかった。
ここからが大変だった。時間との競争。紙漉き牧場へ下りるのだが、結構急斜面で大変だった。
途中でヘッデンが登場。あたりはすっかり暗くなり、なんと道の駅に着いたのは夜の8時になっていた。
ふ~疲れた。
しかし気持ちは充実していた。この1日に感謝。(2017年3月20日)
天狗原に到着。正面に小蓮華のピーク。他のパーティーは白馬乗鞍へ。私はここからみんなと離れ、まずはフスブリ山を目指していく。